自衛隊の活動実績数:急患輸送、緊急発進、災害派遣、不発弾等処理

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政府発表の統計情報をまとめています。より詳細な情報を確認したい方は、政府統計の総合窓口(e-Stat)、もしくは各府省等が公表する統計データをご確認ください。

自衛隊による急患輸送の実績

年ごとの自衛隊による緊急患者輸送の実績についての実績データ。

自衛隊の災害派遣や不発弾処理に関する実績が地域別にまとめられています。令和4年度の実績において、北海道では3件、東京都では23件、新潟県では2件、石川県では2件、愛知県では1件、島根県では9件、山口県では1件、長崎県では50件、宮崎県では1件、鹿児島県では73件、沖縄県では142件、その他地域で10件の災害派遣や不発弾処理が行われました。これにより、総計で317件の実績が報告されています。

各月ごとの詳細な実績も示されており、4月から3月までの各月における災害派遣や不発弾処理の件数が示されています。これによって、年度内の活動が月ごとにどのように分布しているかが可視化されています。

北海道東京都新潟県石川県愛知県島根県山口県長崎県宮崎県鹿児島県沖縄県その他総計
令和4年度323221915017314210317
4月246719
5月126109129
6月33616129
7月314386227
8月132321728
9月1414120
10月1134918
11月38513130
12月124514127
1月22101714238
2月212101025
3月1114613127
総計323221915017314210317

自衛隊の年度ごと緊急発進の実績数

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航空自衛隊による緊急発進の実績を年度ごとに、発生国や地域、さらには各方面隊ごとに集計したデータについての情報。

自衛隊による航空自衛隊の緊急発進実績が和暦ごとに示されています。令和4年度においては、総数778回の緊急発進が行われました。この中で、国・地域別の内訳はロシアが150回、中国が575回、台湾が0回、北朝鮮が0回、その他の国・地域が53回となっています。また、航空方面隊別では、北部航空方面隊が116回、中部航空方面隊が32回、西部航空方面隊が115回、南西航空方面隊が515回の緊急発進が実施されました。総数778回のうち、それぞれの方面隊が担当した回数が示されています。

一方、令和3年度の実績では、総数1,004回の緊急発進が行われました。国・地域別の内訳は、ロシアが266回、中国が722回、台湾が3回、北朝鮮が0回、その他の国・地域が13回です。航空方面隊別の内訳は、北部航空方面隊が217回、中部航空方面隊が31回、西部航空方面隊が104回、南西航空方面隊が652回の緊急発進を行いました。

和暦総数国/地域別※国/地域は推定を含む。航空方面隊別
ロシア中国台湾北朝鮮その他北部航空方面隊中部航空方面隊西部航空方面隊南西航空方面隊※
令和4年度778150575005377811632115515778
令和3年度1,00426672230131,004217311046521,004
令和2年度7252584580097252063679404725
平成31年度/令和元年度94726867500494719835133581947
平成30年度99934363800189992775274596999
平成29年度90439050030119043305641477904
平成28年度1,1683018518081,16826534668031,168
平成27年度87328857120128732055087531873
平成26年度94347346410594328610287468943
平成25年度810359415192681022286100402810
平成24年度56724830610125671396545318567
平成23年度42524715650174251585447166425
平成22年度3862649670193861518040115386
平成21年度29919738258312991115532101299
平成20年度23719331706237121462842237
平成19年度30725343308307173543644307
平成18年度239196228013239123572534239
平成17年度22911610720422990157351229
平成16年度14111813001014188221813141
平成15年度15812421801415890291128158

令和3年と令和4年の緊急発進数の比較

令和4年度と令和3年度の航空自衛隊による緊急発進実績を比較すると、次のような傾向が見られます。

  • 総数:
  • 令和4年度: 778回
  • 令和3年度: 1,004回
  • 令和3年度の方が緊急発進の回数が多かったです。
  • 国・地域別:
  • 両年度ともロシアと中国が最も多くの緊急発進を引き起こしました。令和4年度では、ロシアが150回、中国が575回で、令和3年度では、ロシアが266回、中国が722回です。
  • 令和4年度においては、その他の国・地域が53回、令和3年度では13回でした。
  • 台湾や北朝鮮からの緊急発進は、両年度とも限られた回数でした。
  • 航空方面隊別:
  • 令和4年度においては、南西航空方面隊が515回の緊急発進を行い、他の方面隊よりも多かったです。
  • 令和3年度でも、南西航空方面隊が652回の緊急発進を担当し、最も多い回数でした。
  • 両年度とも、中部航空方面隊と西部航空方面隊の緊急発進回数は同じくらいでしたが、北部航空方面隊の実績は異なっていました。

以上の比較によって、年度ごとの航空自衛隊による緊急発進の実績が、国・地域別および航空方面隊別にどのように変化しているかが分かります。

自衛隊による年度ごとの災害派遣実績数

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自衛隊が行う災害派遣や不発弾処理に関する年度毎の実績について、詳細なデータ。具体的には、災害派遣の内容や地域、不発弾処理の件数や種類などの情報も含めた詳細な実績データ。

災害派遣実績数は、過去数年間にわたって変動しています。令和4年度には381件の災害派遣が実施されましたが、前年の令和3年度には383件の派遣が行われました。更にその前の令和2年度では531件、平成31年度・令和元年度では449件の派遣が行われました。これらの数値からは、災害派遣の需要や状況によって実績が変動していることが伺えます。

過去の平成時代においても、災害派遣は継続的に行われてきました。平成18年度には812件、平成17年度には892件と高い実績が記録されましたが、平成20年度以降は606件から679件程度の範囲で推移しています。平成時代末期から令和時代初期にかけても、派遣件数に変動が見られる一方、緊急災害支援活動への自衛隊の取り組みは持続的に行われてきたことが示されています。

和暦災害派遣実績数
令和4年度381
令和3年度383
令和2年度531
平成31年度・令和元年度449
平成30年度443
平成29年度503
平成28年度516
平成27年度541
平成26年度521
平成25年度555
平成24年度520
平成23年度587
平成22年度529
平成21年度559
平成20年度606
平成19年度679
平成18年度812
平成17年度892
平成16年度884
平成15年度811
平成14年度868
平成13年度845
平成12年度878

自衛隊による不発弾等の処理実績数、また沖縄における処理数

陸上自衛隊と海上自衛隊による不発弾や爆発性危険物の処理実績は、年度ごとに変動しています。令和4年度には、陸上自衛隊は1,372件の処理を行い、その処理重量は合計で41.9トンでした。また、火薬類に関する処理は467件で13.1トンの重量でした。海上自衛隊は、爆発性危険物3,779個を処理し、その処理重量は2.7トンでした。

令和3年度では、陸上自衛隊は1,255件の処理を行い、その処理重量は31.9トンでした。火薬類に関する処理は423件で11.5トンの重量でした。海上自衛隊は爆発性危険物2,646個を処理し、その処理重量は4.0トンでした。

同様に、令和2年度では、陸上自衛隊は1,194件の処理を行い、その処理重量は21.9トンでした。火薬類に関する処理は510件で12.8トンの重量でした。海上自衛隊は機雷2個を処理し、その処理重量は1.0トンでした。

これに対し、平成31年度・令和元年度では、陸上自衛隊は1,441件の処理を行い、その処理重量は33.2トンでした。火薬類に関する処理は529件で18.3トンの重量でした。海上自衛隊は爆発性危険物509個を処理し、その処理重量は3.5トンでした。

さらに、平成30年度では、陸上自衛隊は1,480件の処理を行い、その処理重量は53.1トンでした。火薬類に関する処理は675件で19.7トンの重量でした。海上自衛隊は爆発性危険物4,456個を処理し、その処理重量は2.8トンでした。

陸上自衛隊海上自衛隊
和暦不発弾その他の火薬類機雷その他の爆発性危険物
処理件数処理重量処理個数処理重量処理個数処理重量
令和4年度1,372[467]41.9[13.1]00.03,7792.7
令和3年度1,255[423]31.9[11.5]00.02,6464.0
令和2年度1,194[510]21.9[12.8]21.04662.6
平成31年度・令和元年度1,441[529]33.2[18.3]00.05093.5
平成30年度1,480[675]53.1[19.7]00.04,4562.8
【重量単位:トン】
※[ ]については、沖縄における処理件数及び処理重量。

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この記事の執筆者:MarkeTALE編集部

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